息子は中学卒業間近。高校受験の願書提出日に不登校になりました。その後、引きこもりとなりました。
自立までの道のりは長く苦しい日々でした。
【靴が動いた日】
毎日、玄関で息子の靴を眺める。
今日もぴくりとも動かない。
ある日息子は、不登校になった。
お母さんの私にとっては突然。
息子にとっては、限界を迎えた日。
息子は、どんどん殻に閉じこもった。
言葉が出ない。
外に出れない。
髪は伸びて目を覆う。
目が合わない。
息子は頭をうなだれる。
息子が見せる背中は丸い。
息子はどんどん心を閉ざす。
話さない。
笑わない。
寝てばかり。
死んだような目。
ゲームにはまる。
ブツブツ独り言。
ゲームで発狂。
息子はどんどん壊れていく。
辛そうだ。
苦しそうだ。
寂しそうだ。
助けたい。
どうにかしたい。
その叫びは届かない。
ある時わたしは気付いた。
その叫びは私の叫びだった。
私は辛い。
私は苦しい。
私は寂しい。
どうか助けて下さい!
息子に見ていたのは私だった。
私が変わる。
息子が変わる。
私が幸せを知る。
毎日眺めていた靴。
靴が動いた。
ずっと動かなかった靴が動いた。
精神的自立と経済的自立
現在は親元から離れ、一人暮らしをして、自立を果たしました。
引きこもりの頃はこんな日が来るとは思えませんでした。
後々、ブログに書いていきたいと考えています。
私の経験が役に立つかはわかりませんが、不登校、引きこもり、そして自立への経験を聞きたい方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。
私は息子の経験から、たくさんのことを学び、成長することができました。
今でしたら、夫婦問題や私自身の苦しみが子どもとの共依存を引き起こしいていたと感じています。